婦人科がん検診・子宮頸がんワクチン

婦人科がん検診

女性特有のがんには、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん、乳がんがあります。

当院では子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんの検診を行っています。

三島市にお住まいの方は助成チケットを利用し、子宮頸がん検診と乳がん検診(視触診のみ)を行うことが出来ます。必要に応じて同時に子宮体がん検診や超音波検査による卵巣がん検診も行えます。毎年5月1日~10月31日までとなっておりますので、期間内に受診して下さい。注:市の検診以外の乳がん検診は受け付けておりません。

手術により子宮全摘を行った方で卵巣が残っている方は、年に1回は超音波検査による卵巣がん検診をおすすめします。

子宮頸がんワクチン

子宮頸がんを引き起こすヒトパピローマウィルス(HPV)に対するワクチンにより、がん発症を予防することができます。HPVは女性の50%以上が生涯で一度は感染すると推定されていて、主に性交渉によって感染するため、予防のためには性交渉を経験する前にワクチンを接種することが最も有効です。

当院では「ガーダシル」と「シルガード9」の2種類のワクチンを取り扱っております。

「ガーダシル」はHPV6・11・16・18型に対する4価ワクチンとなります。

これまで日本では男性は接種の適応外とされていましたが、2020年12月より9歳以上の男性は自己負担で「ガーダシル」を接種できるようになりました。HPVは中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマなど、男性がかかる病気の原因にもなるため、男性が接種することでこれらの病気の予防につながります。

「シルガード9」はHPV6・11・16・18・31・33・45・52・58型に対する9価ワクチンとなります。高リスク型HPVを更にカバーでき、子宮頸がんの原因となるHPVの90%以上が予防できることになります。接種できるのは9歳以上の女性です。2023年4月から公費で受けられるようになりました。

※子宮頸がんワクチン接種をご希望の方は電話にてご予約をお願いします。

その際、どちらのワクチンをご希望されるかお伝えください。